2022-23問題
決して忘れてはならない、私たちの後悔と、反省と、未来。
はじめに
EWRS総合情報共有局(EGIC)は、2022年から2023年にかけて、当団体の元職員による深刻な問題行為(ハラスメント、不正アクセス、情報漏洩、他団体への妨害行為等)を、長期間にわたり防ぐことができませんでした。
これにより、被害を受けられた方々、関係団体の皆様、そして私たちを信頼してくださっていた全ての皆様に、多大なるご迷惑とご心痛をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。
本ページは、この一連の事案を「2022-23問題」と定義し、その事実を公表するとともに、二度と同じ過ちを繰り返さないための、私たちの「戒め」と「誓い」を刻むものです。
何が起きたのか事案の概要
一人の元幹部職員による、長期間にわたる以下の行為が確認されました。
- 深刻なハラスメント:職員に対するセクシャルハラスメント、パワーハラスメント、人格否定発言。
- 不正アクセスと破壊活動:団体アカウントの乗っ取り、職員端末の初期化、データの無断削除。
- 情報漏洩:職員の個人情報や位置情報の不正取得と、外部への流出。
- 対外的な迷惑行為:提携団体(ESC、NBI)や、SpinNow Group様に対する、執拗な妨害・脅迫行為。
これらの行為により、団体は2度の活動停止に追い込まれ、多くの職員が心身に深い傷を負いました。
なぜ防げなかったのか原因と反省
「事なかれ主義」の蔓延
「波風を立てたくない」「支えてもらっているから言い出せない」という心理が働き、問題を認識しながらも、見て見ぬふりをする空気が、組織全体に蔓延していました。
未熟なガバナンス
通報制度や内部監査の仕組みが存在せず、問題行動を止めるための「強制力」を持ったシステムが欠落していました。また、特定の人物への権限集中が、暴走を許す土壌となりました。
「若さ」への甘え
学生主体の団体であることを言い訳にし、「社会的な責任」や「倫理観」に対する教育・意識が、決定的に不足していました。
未来への誓い再発防止策と宣言
私たちは、失われた信頼を取り戻すために、組織を根本から作り直しました。
01. ゼロ・トレランス(不寛容)
ハラスメント、差別、不正行為に対しては、いかなる理由があろうとも、例外なく厳正に処分(停職・解雇)を行います。この方針を「職員規則」に明記し、全職員が署名しています。
02. 監視と透明性
権限を分散し、相互に監視し合える体制を構築しました。また、外部通報窓口を設置し、内部の自浄作用が働かない場合でも、声を上げられる仕組みを整えました。
03. 教育と意識改革
情報モラル、ハラスメント防止に関する研修を義務化し、「技術」だけでなく「心」と「倫理」を持つ人材を育成します。
2022-23事案 再発防止宣言
私たちは、二度と、誰も、被害者にさせない。
私たちは、二度と、誰も、加害者にさせない。
この「痛み」を、未来永劫、忘れない。
2025年12月01日