2025年5月11日で、2022-23事案(団体内外における大規模な問題)の発生から2年が経過いたしました。
はじめに、当該事案により、多大なるご迷惑とご不安をおかけした全ての関係者の皆様に対し、改めて深くお詫び申し上げます。再発防止に向け、今後も全力で取り組んでまいります。
当該事案は、当時職員であった人物による団体内外に対する迷惑行為を主体とする、一連の大規模な問題として当団体では認識しております。
以下に当団体の公式見解を示しました。なお、こちらから、事案報告書をご確認いただけます。
2022-23事案 概要(公式見解)
発生日時(確定しているもの) | 2022年9月19日~11月6日 2023年5月11日~6月12日、7月14日~8月2日、8月4日~8月20日、 9月16日~9月25日、10月7日~10月31日 2024年1月2日、1月29日~2月1日 |
関与人物 | 当時職員であった1名(懲戒処分済み) ※他団体に複数名の関与があると確認 (個人情報流出先を含む) |
団体内における迷惑行為 | ・一対一環境でのセクシャルハラスメント(2022年) ・強要、脅迫等のパワーハラスメント(2022年~2023年) ※提携団体に対するものを含む ・公共の場でのセクシャルハラスメント(2023年) ・人格否定発言(2023年) ・表現の自由を奪う行為(2023年) ・アカウント情報の不正アクセス(2023年~) ・個人情報の流出(2023年) ※他団体の職員に対しての流出を確認済み ・職員端末の不正なアクセス(2023年~) ・職員端末の初期化(2023年10月) ・誹謗中傷行為(2023年~) ・団体使用ドメインの無断削除(2023年) ・不正請求(2023年) |
団体外における迷惑行為 | ・(当時)SpinNow Group様に対する迷惑行為(2023年) ・(当時)提携団体に対するパワーハラスメント(2022年) |
被害(団体内部) | ・活動停止(2023年5月12日~2023年6月4日) ・活動停止(2023年10月7日~10月9日) ・職員端末の初期化による情報消失(2023年10月) ・職員端末の初期化により伝達が一時不能に(2023年10月) ・複数職員の個人情報が他団体に流出(2023年5月~) ・過度な発言による複数職員の体調不良(2023年4月~9月) ・複数職員の位置情報特定(2023年5月~) |
被害(団体外部) | ◎提携外団体様等 ○(当時)SpinNow Group様 ・迷惑行為に伴う運営停止、体調不良等の報告を受けております。 ◎提携団体 ○地震監視委員会(ESC) ・活動停止(2023年5月12日~2023年6月4日) ・職員の個人情報が他団体に流出(2023年5月~) ・職員端末の初期化による情報消失、伝達不能(2023年10月) ・複数職員の位置情報特定(2023年5月~2024年7月) ○自然災害情報室(NBI) ・活動停止(2023年5月12日~2023年6月24日) ・職員の個人情報が他団体に流出(2023年5月~) ・職員端末の初期化による情報消失、伝達不能(2023年10月) ・複数職員の位置情報特定(2023年5月~2024年7月) |
※2024年12月15日~24年12月23日に発生した、連続不正アクセス事件との関連性は不明ですが、同様の手法にて職員端末への不正アクセス試行が確認されています。
当該事案後の対応について
職員面談の実施
2023年6月以降、全職員に対し面談及びアンケートを実施し、職員の精神状況に合わせて休業期間の設定等を行いました。
アカウントアクセスの確認・すべてのパスワードの変更
すべてのアカウントのパスワードを更新し、アカウントへのアクセスを制限しましたが、対応が甘く、一部のアカウントにアクセスされ、被害が拡大しました。
現在では、管理下にあるすべてのアカウントにアクセス権限がないことを確認していますが、未返却の2アカウントについてはこちらからのアクセスができていません。
当該事案後の具体的対策について
職員規則へのハラスメント禁止条項明記
職員規則において、ハラスメント行為の禁止を明記し、職員間の問題発生時に速やかに通報できるシステムを設け、万が一ハラスメント事案が発生した場合でも、被害が拡大する前にハラスメント対応委員会を設けるように明記しております。また、必ず新人教育において説明を行っています。
加えて、定期的にハラスメント研修を実施しています。
個人情報の流出防止策
個人情報流出防止のため、個人情報については団体上層部のごく少数の人物のみがアクセスできるようにし、秘密保持契約によって情報管理を徹底しています。
また、個人情報流出の禁止を職員規則に明記し、必ず新人教育において説明を行っているほか、セキュリティ研修を定期的に実施しています。
団体内外への迷惑行為抑止策
団体内外への迷惑行為を抑止するため、職員規則上で迷惑行為の禁止を明記し、必ず新人教育において説明を行っています。発生後は速やかに会議を行い、迷惑行為の拡大を防止するよう努めています。
ハラスメント行為同様に、問題発生時に速やかに通報できるシステムを設けています。
最後に
改めまして、当該事案により、多大なるご迷惑とご不安をおかけした全ての関係者の皆様に対し、改めて深くお詫び申し上げます。
2022-23事案は、情報を扱う団体としてあってはならない事案であり、団体の信用を損なうだけでなく、職員を含め、多大なるご迷惑とご不安をおかけいたしました。
再発防止・信頼回復に向けて不断の努力を続けてまいります。今後とも、何卒ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
2025年5月11日
EWRS総合情報共有局(EGIC) 会長
Katsu_M.