今年3月11日で、東北地方太平洋沖地震から 14年 が経過します。
「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を知っていますか?多くの人が知らない割に、重要な情報なのです。
北海道・三陸沖後発地震注意情報

「北海道・三陸沖後発地震注意情報」は、北海道の根室沖から東北地方の三陸沖の巨大地震の想定震源域やその周辺でM7.0以上の地震が発生し、大規模地震の発生可能性が平常時より相対的に高まっている際に発表される情報です。
しかし、後発地震が発生しない場合の方が多いこと、その一方、防災対応を呼びかける1週間が経過した後も大規模地震が発生する可能性があることなど、極めて不確実性が高い情報となっています。
では、なぜ発表するのか?
しかし、この情報を気象庁が発表するのは、過去の大規模地震が後発地震として発生している事例があり、不確実性が高くとも被害軽減を図ることができると考えられるからです。
大規模地震が後発地震として発生した例として、2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震が挙げられます。
突発的に発生する地震への日頃からの備えを前提とした上で必要な防災対応を呼びかけ、より多くの人命を守るための取り組みだと説明しています。
ただ、一般的に大きな地震が発生すると、地殻にひずみが生じ、そのひずみを解消するために、さらに地震が発生する余震が発生することがあるため、大きな地震のあとには同程度の地震には必ず注意する必要があるのです。