【Vol.00】机の上じゃ、世界はわからない。
東京・墨田区 EGICオフィス(会議室)
始まりの場所。東京・墨田区 EGICオフィス(会議室)にて。
静かな会議室。キーボードを叩く音だけが、カチャカチャと響く。
疲れたコネクト

コネクト: あ~~~! 肩凝った~!
ねえコレクトちゃーん。僕たち、最近ずーっとパソコンの前じゃない? 電脳世界もいいけど、体が、固まっちゃうよぉ。

作業中のコレクト

コレクト: 業務です。地震情報の監視、データ整理、システム保守。
我々は『情報共有局』です。デスクワークこそが、最も効率的で、我々の本分ですよ。

床でごろごろするちさまる

ちさまる: むぅ~。でもぉ、お外のお天気はとってもいいよ?
窓から、お日様の、いい匂いがするよ~…。ごろごろ。

一緒に寝ているミニまる

ミニまる: すぅ……すぅ……。むにゃ……たまごぼーろ……。

力説するコネクト

コネクト: そうだよ! 情報は大事だけどさ、画面の中の数字だけ見てても『実感』がわかないんだよ!
例えば『避難所の寒さ』とか、『名物料理の匂い』とか、『現地の人の笑顔』とか!
そういう『空気』も一緒に伝えてこその『Connect』じゃない!?

バタン! と、ドアが開く音が響く。
コーヒー片手のフォリオ先生

フォリオ先生: ……ふふ。良いことを言いましたね、コネクト君。

荷物運びで水を飲むわかまる

わかまる: ふぅ、重かったー! 先生、資料運び終わりました! ……あ、みんな休憩?

みんな: 「あ、フォリオ先生! と、わかまる!」

語るフォリオ先生

フォリオ先生: 防災とは、机上の空論ではありません。
その土地を知り、人を知り、文化を知ること。それこそが、真の意味での『備え』につながります。
……というわけで、『現地視察』の予算、承認しましたよ。

航空券の束
先生が、行き先の書かれていない「航空券」の束を、テーブルに置く。
大喜びのコネクト

コネクト: えっ!? うそ!? いっていいの!?
やったーーー!!! さすが先生! 話が早い!

目を輝かせるちさまる

ちさまる: わぁ~! 旅行だ~! 遠足だ~!
おやつ! おやつ、いくらまで!? バナナは入る!?

目を覚ましたミニまる

ミニまる: おでかけ? おでかけー!?
いくー! わたしもいくー! ぽんっ!

尻尾を振るポチまる

ポチまる: (ワンッ! ワフッ! ……尻尾を振りながら、自分のリードを咥えてきた。「準備万端!」と言っているようだ)

ため息をつくコレクト

コレクト: ……待ってください先生。予算承認? 全員で?
宿泊費は? スケジュールは? 保険は?
誰が、詳細な計画書(Itinerary)を作ると思っているのですか? 非効率な、思いつきでは困ります。

自信満々のコネクト

コネクト: もちろん、優秀なコレクトちゃんにお任せ☆
僕は『行きたいところリスト』を作るね! 沖縄! 北海道! 台湾! イギリス!

警告するコレクト

コレクト: ……はぁ(演算処理能力の無駄遣いです)。
いいでしょう。ただし、条件があります。
『単なる観光で終わらせないこと』。
必ず一つ以上、その土地の『防災の知恵』を見つけて帰ること。
……あと、領収書は絶対に貰ってくださいね。経費精算できませんから。

こうして、私たちの新しい冒険の準備が始まった。
敬礼するわかまる

わかまる: 了解! ぼくは『避難経路』と『危険箇所』のチェック係をやるよ! 実地訓練だね!

決意するちさまる

ちさまる: ぼくは『おいしいもの』と『みんなの笑顔』をぜんぶ見つける係やるね!
カンパン以外も、食べてみたいなぁ!

見守るフォリオ先生

フォリオ先生: さあ、荷造りを始めなさい。
5人と1匹の旅、EGIC-Journey。出発の時間ですよ。

~ つづく ~