理念体系
EGIC2027 Vision ~知災の輪をひろげるために~
第一層:行動原理~我々は何を信じ、どう動くのか~

コレクト: ここが全ての判断の基礎となる、組織の“憲法”です。感情や希望的観測を排し、事実のみを直視します。
多面的防災
災害を、科学、歴史、地理、社会、心理といったあらゆる側面から捉え、統合的に理解し、対策を講じる。
結果のリアリズム
データと歴史に基づき、「知識の有無」と「生死という結果」の冷徹な因果関係を直視し、伝える。
理念と経済の両立
「きれいごとだけでは、命は救えない」という現実を受け入れ、利益を、理念実現のためのエンジンとして活用する。
GIVEの循環
まず社会に圧倒的な価値を無償で提供し、醸成された「信頼」が、最終的に活動を支える力となって還ってくると信じる。
第二層:中核理念~我々の具体的な活動の“四本柱”~

ちさまる: ここは、ぼくたちのお仕事のことだね! ぼくは、「知災」の輪をひろげる、お手伝いをしてるんだ!
THE FOUR PILLARSEGICが実践する、4つの行動哲学
【知災】
~全ての、出発点~
【減災】
~未来への、具体的な備え~
【助災】
~発災時に、命を救う行動~
【除災】
~被災者に寄り添い、未来へ~
「知災」とは、災害や防災に関する正しい知識を、多角的に学ぶことです。
なぜ災害が起きるのかという科学的なメカニズム、過去の災害が残した歴史的な教訓、そして我々が住む社会の脆弱性。これらの知識を体系的に学ぶことが、全ての防災行動の、揺るぎない土台となります。
EGICの教育事業(ちがくナビなど)は、この「知る」ことの重要性と、その知的な面白さを、社会に提供します。
「減災」とは、「知災」で得た知識を、被害を減らすための具体的な行動へと、転換させることです。
ハザードマップを基にした避難計画の策定、家具の固定や備蓄の管理といった家庭での対策、そして地域との連携。これらは、未来に起こりうる被害を、人間の意志で最小化するための、最も賢明な「投資」です。
EGICの知災啓発事業(ソナシルなど)は、そのための実践的なツールと情報を提供します。
「助災」とは、災害が発生した際に、一人でも多くの命を救うための、的確な支援活動です。
混乱した状況下で、正確な情報を、必要な人へ、迅速に届けること。限られた資源の中で、最も効果的な支援は何かを、冷静に判断すること。
EGICの情報発信・メディア事業(EGIC-LIVEなど)は、この「助ける」ための、最も重要な武器である「情報」を、社会に提供し続けます。
「除災」とは、災害が残した障害を取り除き、被災者が日常を取り戻すプロセスに、寄り添うことです。
そして、その復興の過程の中から、「何が足りなかったのか」「次は、どうすべきか」という、新しい“教訓”を見つけ出し、それを、“次なる「知災」”として、社会に還元していく。
EGICのメディア事業(Resasterなど)は、この「語り継ぐ」という、息の長い役割を担います。
第三層:究極目標~我々がその存在をかけて目指す“北極星”~

コネクト: ここが、僕たちの目指す未来なんだ! 「防災4.0」のその先に「防災5.0」っていう、もっとすごい世界を僕たちが創るんだって! ワクワクするね!
「防災4.0」の達成と、その先へ
国民一人ひとりが自律的・主体的に防災に参加する社会を実現し、その動きを加速させる最大の推進力となる。
“社会的情報インフラ”としてのEGIC
平時は信頼される“多面的メディア”、有事は公的機関と並び立つ“情報ライフライン”となる。
「防災5.0」の創造と実装
テクノロジーと人間の共存を核とした次世代防災「防災5.0」を、我々自身が提唱し、その社会実装をリードする、“ゲームチェンジャー”となる。