「知災」とは
「知災」は「災害を知ることで対策する・防災につなげる」という意味で用いています。
この言葉には、
- 過去にあった災害を知り、同じ悲劇を繰り返さないように動くこと
- 現在発生している災害を知り、正しい行動を選択すること
という2つの意味が込められています。
私たちが目指すのは、この「知災」の輪を広げ、多面的な防災を実現することです。
その考え方の基盤には、
- 発生前の 「知災」
- 発生後の 「減災」
- 発生後の 「助災・除災」
があります。

日本では「耐震」「ハザードマップ」といった減災の取り組みや、「自助・互助・共助・公助」に基づく支援の仕組みは広がりつつあります。
令和6年能登半島地震においても、「寄付・募金」「がんばれ北陸」といった数多くの助け合いが実践されました。これらはまさに「助災」の形であり、EGICもまた被災地を支える活動に取り組んできました。
しかし「知災」については、まだ十分に広がっているとは言えません。
過去の災害を知り、行動を議論し、学びを日常に活かす。この積み重ねなくして「多面的な防災」は実現できません。
- 自分の住む地域に潜むリスクは?
- 家や生活環境はどのような被害を受けやすいのか?
- 過去の災害から学ぶべき教訓は?
何も知らなければ、行動には移せません。
地震、津波、火山噴火、豪雨、豪雪…。日本は幾度も災害を経験し、そのたびに先人の知恵と教訓を残してきました。
それを忘れず、次世代につなぐこと。
それこそが「知災」であり、EGICが掲げる教育事業の根幹です。
知災教育事業の取り組み
EGICは、この理念をもとに「知災教育事業」を展開しています。
子どもから大人まで、誰もが学び、行動できるよう、さまざまな形で教育・発信を行っています。
🔹 Meet-Up. 知災
地域や世代を超えた交流の場。
防災をテーマにディスカッションやワークショップを行い、知って考え、行動する力を育む。
Meet-Up.知災 の詳細は こちら から

🔹 EGIC-Radio / EGIC-Radio Live
公式ラジオ番組。
地震・気象ニュースや過去の災害の教訓をわかりやすく解説し、防災を楽しく学べる機会を提供。
EGIC-Radio の詳細は こちら から
EGIC-Radio Live の詳細は こちら から

🔹 ソナシル
防災用語や情報発信の方法を学ぶ教育サイト。
正確に伝える力を強化し、災害時の誤情報対策にもつながる。
ソナシル の詳細は こちら から | ソナシルへのアクセスは こちら から

🔹 ちがくナビ
地学・気象・防災を学ぶ教育サイト。
学生や一般の方が、科学的な理解を深めるためのはじめの一歩としての教材。
ちがくナビ の詳細は こちら から | ちがくナビへのアクセスは こちら から

🔹 防ナビ+(現在準備中)
防災シミュレーションやクイズを通じた体験型学習。
楽しみながら、「もしも」に備える力を身につける。

目指す未来
EGICの知災教育事業は、
- 災害の歴史を知ること
- 現在の災害を正しく理解すること
- 未来の災害に備えること
を結びつけ、「今度こそ誰一人取り残さない」社会を目指します。
過去から学び、現在を知り、未来を守る。
その輪を広げることこそ、EGICの使命です。