中学理科から台風について考えてみよう

中学理科から台風について考える

令和6年台風10号(サンサン)の特異性

台風10号(サンサン)の場合も、このような気圧配置と季節風の影響が大きく関係していたということです。

太平洋高気圧が例年よりも強く、日本の南海上に停滞したため、台風はその縁を回るようにして日本列島に接近しました。確かに、太平洋高気圧が強い、という話は結構出ていましたよね…

加えて台風の進路が西日本に向かったことで、季節風との相互作用が強まり、各地で記録的な豪雨をもたらしたわけです。更に今回は威力を失ってからももともと威力が強かったことから雨台風としてかなりの被害を出しました。

特に関東・甲信越地方では、台風が直接通過しなかったにもかかわらず、東側に強い雨雲が発生し、大雨が観測されましたよね。

そして台風10号は温泉巡りのようなルートを辿った末に9月に入り消滅しました。

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EWRS総合情報共有局(EGIC)代表・会長を務める。 福岡県福岡市南区出身、11月23日生まれ。現在は東京都葛飾区在住。 東京都葛飾区(地盤増幅率2.39)で地震監視を実施。EGIC-LIVEは主に日曜担当。 2021年6月より団体の中枢を担い、団体発足当初から団体の総括を行いながらも団体職員として活動。 2024年3月からEGIC-Radioにもパーソナリティとして出演。EGIC-Radioのコーナー「エジック防災」の担当内容は「日常からできる防災」「地震について」「気象について」など。EGICの中ではどちらかというと理系枠。 EGIC-Radioの原稿についても担当しており、特に初期はその傾向が強かった。今も原稿制作・企画や監修を行っている。

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