2004年(平成16年)10月23日17時56分0.3秒、新潟県中越地方を震源とするマグニチュード6.8の地震が発生しました。震源の深さは13キロで、直下型地震であると発表されています。
この地震では甚大な被害が生じ、新潟県内外で約68,000棟の建物が全壊または半壊し、約200,000人が避難を余儀なくされました。
死者は68人で、直接死は16人、災害関連死は52人となっています。地震による火災も多くの被害をもたらしました。震源地は新潟県中越地方の現在の長岡市の直下でした。この地震は周辺地域に大きな被害をもたらし、家屋や建物の倒壊、道路や鉄道の損壊、土砂崩れが発生しました。
この地震を受け、日本国内外で救援活動が行われ、被災地への復興支援が進められました。日本政府は災害対策本部を設置し、被災地の支援や復興に努めました。また、国際的な支援も受け、国内外から多くの援助が被災地に届きました。
新潟県中越地震は、1996年に震度基準が改正されて以降、震度7が観測された初めての地震であり、直下型地震への対策や防災意識の重要性を再確認させる出来事となりました。
令和6年の能登半島地震の際に、この新潟県中越地震を思い出した方も多いかもしれません。
この地震から20年が経過しました。亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、この震災で被災された皆様に心からお悔やみ申し上げます。